【アレルギーマーチ】経過の備忘録

こんにちは にっこり顔

うちの子は、「アトピー」、「食物アレルギー」、「ぜんそく」。

今回は、この3つのアレルギー疾患の「アレルギーマーチ」を起こした経過についてお話したいと思います。

アレルギーマーチってなに?

“小児期には…(中略)、乳幼児期のアトピー性皮膚炎を始まりとし、続いて食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎と次々と異なる時期に出現してくることが多く、これを「アレルギー・マーチ(atopic march)」と呼びます。”
 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター ホームページ 「アレルギーについて」より引用

“ 最近では、ぜん息や花粉症を先に発症したり、もっと低年齢から発症する傾向があります。”
 独立行政法人 環境再生保全機構 ホームページ
『特集 子どもの成長とアレルギー「アレルギーマーチ」から学ぶアレルギー疾患の予防と管理』より引用

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最初は、アトピー症状でした。

生まれてすぐは、アトピーとは思わなかったんです。

でも、2~3か月のころから、からだ全体の肌の赤みが気になり、痒そうにしている様子もみられました。

皮膚科に連れて行って、保湿剤をいただき様子見。
でも、あまり改善が見られません。

夫がアトピー。
「この子もアトピーなんだな」と思いました。

生まれた時から、保湿はしていました。

でも、
「足りなかったのかな」
「もっと十分にしておくんだった」と反省。

保湿剤でも肌の状態が改善しないことから、
もう一度、皮膚科を受診したところ、
「アトピーでしょうね」とのこと。

自分なりにアトピーについて調べて、
皮膚科へも何度も連れて行っていたし、
より良い皮膚科を求めて、
電車を乗り継いで遠くの病院へ行ってみたり、
少しでも早く良くなるように頑張りました。

それでも、アトピーに理解の無いママさんもいます。
「たくさん引っかき傷があって、かわいそう」
「ずっと肌荒れしているよね?」
「薬は塗ってあげてないの?」
変な目で見られて、落ち込むこともあったな。。。

子どものアトピーの改善のために、頑張ったこと、

それは、保湿! とにかく、保湿!!

「ワセリン」「ヒルドイド軟膏」で、お肌にバリア!

掻き崩しそうなときは、ステロイドを使って
『お肌の火事を消火!』。

成長とともに、ステロイド系の薬にあまり頼らなくても肌を良い状態に保てるようになってきました。
うちの子の場合は、4歳くらいから、ステロイドの使用量・回数がグッと減ったかなと記憶しています。

個人的な意見になりますが、ステロイド系のお薬はアトピーの治療に悪いものではないと思っています。アトピーの搔きむしりが原因で「とびひ(伝染性膿痂疹)」になっちゃってもいけないし。ただ、使い方を間違えると、悪化させると思います。

ステロイド系のお薬を処方したときに、使い方の説明がない、聞いてもきちんと答えてくれないクリニックはお勧めしません!
どのくらいの量を・どのくらいの頻度で、どのくらいの期間使うのか、きちんと説明してくださるクリニックをお勧めします。

(※あくまで個人的な意見です。脱ステロイドの考えの方もいらっしゃると思います。お子さんのことを思っての方針ですので、その考えも尊重します。)

次にでたのは、食物アレルギー。

時間の流れが前後してしまいますが、食物アレルギーがわかったのは、11か月のころ。

卵黄を問題なく食べられていたので、その日は卵白を初めてトライした日でした。
初めてだったので、耳かき1杯くらい超少量。

でも、食事のあとに嘔吐。
まぶたも腫れてきて、
直感的に「アレルギー!!」と分かりました

慌てて、近所の小児科へ。
先生も「アレルギーでしょう」ということで、血液検査をすることになりました。

検査が結果を受け取るとき、
「お母さん、これ見て、驚かないでね。」と言う先生…

結果を見たら
「リスク高」の品目のオンパレード!
紹介状をいただいて、大学病院へ。

それから、2か月に1回くらいのペースで大学病院を受診しています。

主治医の先生から、
「初めて食べる食材は、1回の食事に1種類だけね。(反応が出てしまったときに、何で反応したのか、特定しにくくなるから)」
「卵の黄身は食べられているから、食べられるものは続けて食べさせてみてね」
・・・などなど、ご指導いただきながら、離乳食・幼児食を作りました。

血液検査や、「経口負荷試験」という、どれだけ食べられるか実際に食べさせてみる試験も、時期をみながら行いました。
(不可試験の様子はこちら、良かったらご覧くださいね)

毎日の食事、
給食・外食の問題、
親族・お友達からもらうお菓子の問題…。

「食べる」ことに関係することだから、正直、とても気を使うし、大変です。

食物アレルギーを「食わず嫌い」と同じだと誤解している方も多く、「少しずつ食べさせれば治るんでしょ~」という感覚のママさんに出会うと、本当に、しんどい。

説明しても理解いただけない方とは、少し距離を置くお付き合いをさせていただいています。
子どもの命が大事なので。。。

だいたい、N●Kなど、メディアで「アレルギーは何度か食べさせると克服できる」みたいな、誤解を招くような放送しているんですよね。

命にかかわるので医師の指導のもとで」という重要な情報は、見えないくらい小さい文字で、端っこに数秒映るだけ。
本当に、困っています!

すみません、アレルギーって大変なことが多くて…
愚痴っぽくなってしまいました。。。

一番大変なのは、アレルギーである本人、子どもなんですよね。
お友達と同じものを、食べたくても食べられれない、
食べたいって言っても、
アレルゲンが入っているから食べさせられない、
そんな場面って多いし。。。

子どもには、小さいころからアレルギーの説明をよくするように心がけていました。
ありがたいことに、子どもは自分のアレルギーについて良く理解してくれていて、本当に助かっています。

「アレルギーで食べられないけど、他にも美味しいものがあるし、ま、いっか!」って、子どもに思ってもらえるような代替品を用意するように、母は頑張っています。

買い物は、「原材料」をじーっと読んで確認。
時間がかかって大変だけど、
「これって、アレルゲン入っていないから大丈夫じゃん!」
そんな意外な発見があると、嬉しいものです♪

ちなみに、うちの子は、コンタミ(※)は大丈夫なレベルです。

※ コンタミ(コンタミネーション)とは
原材料としては使っていなくても、同じ器具をつかったり、同じ製造ラインで作ったりすることで、微量、食品に混入してしまうこと。

「アレルギー・マーチ」の最後にでたのは、喘息。

3歳の後半くらいだったと思います。
(はっきり記憶していなくて…、ごめんなさい。

咳が出るときに少しヒューヒューしてる気がする。
病院で診てもらうと、先生が「軽い喘息」と。

その診断に、
「あー、やっぱり小児喘息にもなっちゃったのね」
っというのが、正直な気持ちでした。

「アトピー」、
「食物アレルギー」
…という経過があったので、覚悟はしていましたが、
、、、ショックでした。

飲み薬と吸入薬を処方してもらって、運動制限はなし。
薬を始めると、ヒューヒューする感じもなくってきました。

主治医の指導の下、だんだん薬を減量。
結果的に薬を初めて処方されてから2年くらいで薬を休止。
様子見で大丈夫になりました。

万が一、風邪などをきっかけに発作が起きるといけないので、お守り的に、飲み薬と吸入薬は常備しています。

「アレルギーマーチ」を起こすといろいろと大変ですが、食べられるものが増えているし、咳と肌もコントロールできてきて、少しずつ前進できていると感じています。にっこり顔

今回は、うちの子の「アレルギーマーチ」についてお話しました。
ご参考になれば嬉しいです。

こちらの投稿に5歳のころのアレルギーの様子を書き留めています。よかったらご覧くださいね)

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