初めての「経口負荷試験」 卵白アレルギー(01)

うちの子は、食物アレルギーっ子。
大学病院に定期的に通院しています。

「卵白」「鮭」「くるみ」はアレルギー確定。
他にも、魚類全般はリスクが高くて、摂取量に注意が必要です。

主治医の先生から、初めて「経口負荷試験」の提案があったとき、

「負荷試験って、どういうことをするの?」 という疑問。

言葉は聞いたことはあるけど、どんな流れなのか知りたくて、ググりました。

「経口負荷試験をする予定がある」という方に、一例としてご参考なればと、今回、うちの子の時のスケジュール・様子をお話しします。
少し話が長くなるので(01)~(03)の3回に分けますね。

初めての負荷試験は、子どもが2歳2か月のときで、「卵白」の試験。

「卵黄」は食べられたので、家庭で「『固ゆで卵』で、卵黄1個食べられる」をクリアして少し経った時、「卵白の負荷試験をやってみましょう」という話になりました。

初めての負荷試験は、「卵黄つなぎ」に含まれる「微量の卵白」をテスト。

 用意するのは「卵黄つなぎ」を入れて作ったホットケーキ。
 試験では、3回に分けて食べる。完食できるボリュームで作ってきて。
と説明がありました。

「経口負荷試験」での「卵黄つなぎ」とは? 「卵黄つなぎ」って何?

固ゆで卵の場合、黄身だけを取り出すのは簡単です。
でも、生卵の場合、卵を割って、黄身だけ取り出そうとしても、黄身のまわりに白身が微量ついてきますよね。黄身の横についている「カラザ(白い糸みたいなの)」にも微量の白身が着いていて、すべて取り除くのは難しいですよね。

経口負荷試験の「卵黄つなぎ」って何? 説明画像経口負荷試験のときに言う「『卵黄つなぎ』の試験」とは、「『卵黄の周りについた微量の卵白』をテストする」ということになります。
お料理でハンバーグを作るときの「つなぎ」とはちょっと違う、ということを、先生から説明を受けて初めて知ったのでした。

 先生によって「卵黄つなぎ」の考え方が違うかもしれません。カラザ(白い糸みたいなの)もガッツリ入っちゃってOKか、それともダメなのか、事前に確認してくださいね 

料理、あまり得意ではないので、作る練習をしましたよ~。
材料の分量の調整が、難しかったです。

試験用にできあがったのは、「直径11cmくらいのホットケーキが3枚」という、2歳児にはちょっと多めのボリュームになってしまいました。

画像「卵白アレルギー」経口負荷試験。「卵黄つなぎ」を入れて作ったホットケーキの写真

もう一度作る余裕はないし、うちの子はパン系は大好きなので、「まぁ、食べられるかな~」と楽観的に。

卵アレルギーっ子の初めての負荷試験at大学病院。試験日の出発時の写真。

8時に家を出発。

初めての負荷試験。
「しまじろう」をリュックに入れ、一緒に連れて行きました。

お子さんが好きなオモチャ、ぬいぐるみなどを持っていくのをオススメします!
いつもと違う環境。しかも病院。
お子さんにとって「いつものオモチャ・ぬいぐるみ」などがあることで、入院中の不安を少し軽くできると思います。

平日だったので、電車だと通勤ラッシュの時間のため、病院までタクシーで行くことに。

ラッシュ時、ベビーカーの子連れて電車に乗ることが、いろんな意味で嫌だなと…。

うちは車を持っていないので、いつも移動は基本的に電車です。車が必要なお出かけはレンタカー。今まで、バスやレンタカーで子どもが車酔いをしたことが無かったし、タクシーで行くのがベストだと考えました。

だけど、失敗でした。

タクシーに乗って5分くらいして、子どもが「ママ、きもち わるい」と。

車酔いしてしまいました。経口負荷試験でのハプニング。車酔いして体調不良のイラスト。
朝ごはんを食べてすぐに乗ったのも、良くなかった。
しかも、こういうときに限って、いつもより朝ごはんをモリモリ食べまして…、酔いやすくなっていたのかも…。

そして、通勤ラッシュは道路も同じ。
入院受付は 8:30~9:00。
道が混んでいて、時間ギリギリ。

病院に「遅刻するかも」と電話。

次回の負荷試験のときは、電車にしようと決めたのでした。

体調が万全でないと、車酔いの影響で具合が悪いのか、アレルギー反応なのか、負荷試験での判断が難しくなってしまうのです。
アレルギー反応として、腹痛、嘔吐、下痢、発疹だけでなく、咳、くしゃみ、鼻水という症状が現れることもあり、「風邪をひいていたら、負荷試験は延期」とも医師から言われていました。
試験前の体調管理は大切です

結局、子どもは、タクシーの中で1回吐いてしまいました。

「気持ちが悪い」と言われてから、もしものためにビニール袋を用意していたので、車内でゲロゲロぶちまけてしまう、という悲惨な状態だけは避けられましたが、タクシーの運転手さんには、申し訳ない気持ちでいっぱい。謝罪に「大丈夫です、気にしないでください」と言ってくださり、優しい方で救われました。

9:30頃に病院に着いて、入院受付。
遅刻です。ごめんなさい。

まずは、いつも通院で行っている外来病棟へ。

子どもは、吐いてスッキリしたのか、いつもの元気が戻りつつあるように見えました。

先生の診察。
今日の体調を聞かれ、「車酔いして、車内で1回吐いている」と伝えました。
聴診器などで体調チェック。
「車酔いの影響の不安もありますが、負荷試験を予定通りやってみましょう」という判断。

入院病棟へ移動です。

その前に。
カフェスペースに寄って、おやつタイム。
「水やお茶以外の飲食は10時まで」と言われていました。
負荷試験のスタートが13時ごろになるので、朝食がいつもより早いのと、さっき車内で吐いてしまったこともあり、軽く食べさせたほうがいいかなと。
持ってきていたお菓子を食べさせました。
こどもは、「おやつ」にルンルン。
体調もすっかり戻った様子。

「ごちそうさま」の後、入院病棟にいって、試験スタートです。

つづきは、次回の「初めての経口負荷試験・卵白アレルギー(02)」に。

今回は、うちの子の「初めての経口負荷試験」のときの、試験スタート前の準備や、移動時のトラブルの経験などについてお話ししました。
少しでもご参考になれば嬉しいです。

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